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タグ付食器販売

食堂自動精算システム(オートレジ)に使用する食器の裏側を加工してRFIDのコインタグの貼付、及びタグ付食器の販売を業界に先駆けで取り組んでおります。

食堂自動精算システムについて

食堂自動精算システムとは

社員食堂等で普及しているカフェテリア食堂では、利用者がスムーズにレジを通過するための「食堂料金自動精算システム」がスタンダード化してきました。食堂料金自動精算システムには、タグ方式と画像方式の2つのシステムがあります。ここではより多く普及しているタグ方式の食堂自動精算システムについて、簡単に説明いたします。

タグ方式は料金が発生する食器の裏側にタグと呼ばれるICチップ内臓のコインタグを貼りつけたもので、トレ-上の食器の一つひとつが瞬時で一括に認識されます。無人化による人件費の削減、精算ミスの防止、管理事務の簡素化などがメリットとして挙げられます。食券が不要で昼の混雑時もレジがスムーズに流れ、食後精算が可能な便利なシステムとして、多くの事業所に採用されています。

食堂自動精算システムの特徴(特長)

料金が発生するご提供メニューの食器(主としてメラミン食器)に、所謂ICタグを貼り付けた「タグ付き食器」を多種多数個準備します。各タグにはIC(集積回路)チップが内造されていて、それぞれ固有のシリアルナンバーを持っており、食器の種類コード等を導入前に書き込んでおきます。PC上のメニューデータ(メニューに対応する価格、カロリー等)とは紐付されますので、例えば昼提供した廉価なハンバーグの食器で、夜には価格の異なるサイコロステーキを提供することも簡単にできます。精算テーブル上の所定位置にトレーが来ると読み取り装置のアンテナが自動的に作動し、トレー上のタグを読み取ります。金属類(スプーン等)は読み取り誤作動の原因になることもあるので、精算の前にトレー上から無くすことが必要となります。よってトレーの材質はプラスチック(黒色漆器は不可)や木など電波を透過するものに限ります。レジは無人化できますので料金精算では現金を扱わず、導入事業所のIDカード(給与引き落とし等)やプリペイドカード等を使用し食事代を引き落としします。複数個食器の読み取り時間は1秒以内、その後のカード精算も瞬時ですから利用者一人当りの通過時間は、前後の動作を入れても平均5~6秒で済みます。本システムを導入することにより、食後精算が可能ですので精算のための待ち時間をとられることがなく、またレジの無人化は人件費の削減につながります。更に迅速な売上集計や管理を行うことができ、効率的な食堂運営が可能となります。

・自動化による精算時間の大幅短縮
喫食者が食器を載せたトレーをオートレジに置くと、喫食メニューの合計金額を自動計算し表示します。
・社員証、プリペイドカードでの対応によるキャッシュレス精算
クレジットカード、プリペイドカードを読み取らすことにより自動精算され、現金や食券の授受を不要にしました。
・無人化による人件費の削減
喫食メニューの計算、IDカード等による精算が自動化されるため無人化が可能になります。
・POSデータの活用により売上分析や発注量の調整が可能
迅速な売上集計、管理を行うことができ効率的な食堂運営が可能となります。
・カロリー計算により、利用者の健康管理をサポート
カロリーや塩分摂取量などの表示、プリントアウトが可能なため管理できます。

販売について

食堂自動精算システムを導入していない食堂では食器さえ購入すればすぐにでもご使用になることができますが、自動精算システムを導入する場合はID・ICタグが貼られている食器などを使用する事が必要条件となります、よって食器を購入するだけではご使用になることはできません。

そこで日化産業は従来の食器販売業務に加え、システム販売会社様といち早くタイアップし、食器にタグを貼り付けるという「タグ付食器販売」に取り組みました。

タグの接着加工は食品衛生法に適合した強力な工業用接着剤を使用し、食器裏側の接着面をグラインダー掛けして表面を脱脂しています。また接着面積が増えたことによってタグが運用中及び食器洗浄や食器保管中の加熱等では、剥落することがありません。

タグ付食器販売は、食器のご提案から、お客様がお選びになった食器、又は現在ご使用になられている食器にタグが貼付可能かどうかの判定まで行い、当社独自の特殊貼付加工技術により、お客様に安心してご使用いただいております。

選定について

食器の選定及び既存食器の判定
  • ・食器の糸底に、タグを貼るための内径及び深さが十分あること
  • ・食器の糸底に、メーカー名と他の刻印が深く又多すぎないこと
  • ・食器の糸底の中央部が盛り上がっていないこと
  • ・食器の材質が金属製でないこと
  • ・食器の材質に金属粉を含有したり、又は含有した塗料を使用していないこと
  • ・食器に金属物を部品として使用しないこと
  • ・規定の接着剤で接着できること
NG既存食器の代替品提案及び新規メニュー洋食器などを選定

お客様により選定して戴いた食器が前述の《前提条件》に該当しない場合には再選定して戴きます(弊社基準に従い提案させて戴くことも可能です)。 よって当初ご検討されていた食器の使用をご変更して戴く事となりご要望に添えない場合が有ります

食器及び数量の決定
  • ・使用食器の決定
  • ・既存食器の在庫数確認及び追加数量の確定。
  • ・新規食器の数量確定
新規食器の購入と納品の決定
<例>

新規食器10,000個をご購入の場合は食器・タグの到着日を除き必要日数は「9営業日」となります。(1日のタグ貼り処理能力は通常約2,000個)

《内訳》
  • タグ貼り作業・・・5営業日
  • 乾燥(最終分)・・・1営業日
  • 輸送期間・・・3営業日
既存食器へのタグ貼り付け作業(現地加工)
《前提条件》
  • 原則として、当該食堂ホールにおいて貼り付け作業が可能な状況であること(気温・湿度など)
  • 貼り付け後、テーブルに並べた状態で24時間の養生が必要なため2日連休の最初の日に作業が可能なこと(一日の処理能力 約5000個/6名)
  • タグ貼り付け完了の食器を並べるだけの十分なスペースがあること
《作業に当たって準備していただくこと》
  • 作業開始時間までに食器の「洗浄、乾燥」を完了してください
  • アイテムごとに仕分けの上、数量をご確認の上、食堂ホールに用意していただきます。
  • タグ貼り付け後は養生のため24時間テーブルに並べた状態を維持して下さい。
  • 24時間養生後の食器の回収作業はお客様にて実施していただきます。また接着時食器の裏面の一部(タグ貼り付け箇所)を研磨します。テーブル上に多少粉塵が残りますのでご了承願います。
  • 接着剤吐出機を使用しますので、ホール内の電源を使わせていただきます。
  • 休日作業のため、それに伴う申請等をお願いします。

取り扱いについて

タグ付食器は、一般的なプラスチック製食器の取り扱い方法に準じてご使用下さい。ここではメラミン食器を中心に基本的な取り扱いのポイントを説明します。

タグ付き食器は電子レンジには使用できません

メラミン食器の耐熱温度は約120℃ですが、電子レンジで使用すると温度はこの限界を超えて190℃以上にもなります。 このためヒビや割れを生じることがありますので、電子レンジにはご使用できません。タグに関しても電子レンジは使用できません。(要タグメーカー確認)。

電子レンジは短時間で加熱調理できる便利さから普及しています。 庫内が熱くならないのに食品が熱くなる電子レンジは、マイクロ波加熱を利用したものです。

マイクロ波とは、きわめて短い波長の電波で、加熱の目的には2450メガヘルツの周波数のものが広く利用されています。 2450メガヘルツの高周波の電波が放出され、1秒間に24億5000万回も正負の方向が逆転することによって、食品の分子が振動や回転運動を起こし、そのため分子間の衝突や摩擦により発熱する、というものです。 このため電子レンジで加熱する場合、高周波を吸収しやすいものほど発熱しやすくなります。

例えば食品の多くは高周波を吸収しやすい水を含んでいますので発熱しやすいのです。 発熱のしやすさを知る目安には、それぞれの材質の電気的性質である誘電損失があります。この値が大きいほど高周波をよく吸収して発熱します。

また、同じ食品でも量の多少によって昇温速度が違ってきますし、水分の多いものは約100℃に加熱されますが、油脂分と同時に水分が入っているものは水分のあるあいだは約110℃、油脂分のみのものは約180℃と異なってきます。 メラミン食器に使われているメラミン樹脂は誘導損失が大きく、また分子構造上、縮合水を含有していることから、電子レンジで使用すると急速に温度が上昇し、ふくれや割れが生じる恐れがあります。

また、タグ加工に使用している接着剤は水分を吸収することにより、接着剤自体の乾燥を防ぎ、より強度の接着力を保持する特性があります。よって電子レンジを使用することにより、短時間に高温の負荷がかかりタグ剥落の原因になります。

長時間の食器温蔵庫は避けてください(棚板が網状のもので使用してください。)

通常の棚板での使用の場合、糸底内が密封状態になりかなりの高温になることがあり、タグ剥落の原因になります。

破損食器のタグ再利用は非常に困難です。

強力な接着剤にて加工していますので、タグ自体を取り外す事は可能ですが相当な負荷を要します。その負荷にタグ自体が耐えられない可能性があり再利用は非常に困難と言えます。

タグ付食器の廃棄について

不要食器及び破損食器については、ご相談下さい。 システム導入に伴う旧食器は100%リサイクル品として処理いたします。 システム導入後のタグ付き食器はタグ部分をカットの上リサイクル品として処理します。(タグの部分のみ廃棄になります) 尚、必ず該当食器を洗浄してください。残菜及び汚れ等が付着している場合は、リサイクル品として処理できません。

食器回収にあたり、費用をご負担していただく場合があります。また、送料についてはご負担していただきますのでご了承ください。

納品について

通常の場合食器の納品は、メーカーによりダンボールに箱詰めされた食器を食堂まで運び《 搬入 → 開梱 → ダンボール(詰め物)の回収 → 搬出 》という工程になります。
その際ダンボールの中には搬送中の食器の破損を防止するために、あらゆる資源(ダンボールの小箱・新聞紙・エアキャップ等)が詰め物として混入されております。ダンボールとそれらの詰め物も最終的には“ゴミ”として廃棄される場合がほとんどです。食器の数量が多くなれば当然ダンボールやゴミが量も大量に発生します。

弊社のタグ付き食器販売システムにおいては、弊社でタグ付加工された食器につきましては、“折りたたみコンテナー”を使用し、《 搬入 → 開梱 → 折りたたみコンテナー(詰め物)の回収 → 搬出 》の工程となります。
その際、折りたたみコンテナーは持ち帰り次回納品時に再利用いたします。また詰め物はダンボール使用時に比べ非常に少なく、ゴミの排出量が最少化できます。我々は“環境保全・地球環境への配慮”の理念に基づきこのような新しい物流形態を業界に先駆けすでに実行しております。

  • ※タグ付食器のすべての納品が、折りたたみコンテナー使用ではございません。
  • ※メーカー様の多大なるご協力のもとに実現しております。
  • ※搬送時の破損率はダンボールによる場合とほとんど変わりません(当社比)。

回収について

使用済みのタグ付食器は当社が責任をもって処理(リサイクル等)致しております。

弊社の“リサイクルシステム”は、大型食堂(特に社員食堂等のセルフサービスで多人数が利用するいわゆるカフェテリアタイプの食堂)における自動精算システム等に利用するICタグ付き食器のリサイクルに好適なシステムです。

回 収 不要なタグ付食器をお客様より回収
古食器 タグ貼付部分のみを独自の工法で粉砕し、
タグと食器素材部分に分ける。
再利用 粉砕し研磨剤などにリサイクル
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